俺マン2016〜140字では足りない〜(2)
続きです。
俺マン2016〜140字では足りない〜(1) - 縁猫〜縁側で猫と暮らしたい〜
番外編と次点だった作品たちをこちらで紹介。
島流しにあった侍と貴族の二人が、いかにして女人との交わり(に近い自慰)をできるかああだこうだと毎話試している。はっきり言ってめちゃくちゃしょーもない。その男子中学生が歴史の授業中に描いたネームかのような、最高の笑いをありがとうございます(笑)今年は「このマンガがすごい!」「このマンガを読め!」にランクイン、「SUGOI JAPAN Award 2017」マンガ部門の最終候補20作品にもノミネートされています。なんですかね…これを他のマンガと並べて俺マンやるの違うと思って番外編にしました(笑)いや、凄く面白いんですよ。
ちなみにこちら、トーチwebというwebマガジンに連載されていた作品です。
webとは思えない読み応えのある作品が多いサイトで、かなり推してます。
他にも『盆の国』『定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む』など、紹介画像だけでも見て!笑というのがいくつかあるので追記します。
次点『私の少年』(高野ひと深、双葉社)
私、ショタコンではないはず。ないはずなんですけど。抗えない「美少年かわいい」がここに詰まってました。疲れた独身OLに、ペット代わりにあげたい一冊。「マンガ史上最も美しい第一話」と煽られているのにも納得です…書店員さんにもプッシュされているのを感じる。「このマンガがすごい!2017 オトコ編」では2位にランクインしています(掲載誌が月刊アクションなのでオトコ編なのかと。内容は女性向け)。
実はこれもアプリ等で試し読みできます。pixivコミックで最新話が読めるみたい。
Kindleでも1話試し読みやってますね。
5巻を超えてから面白さの加速スピードがどんどん上がってます。昨年の代表作と言われて過言じゃないマンガ大賞2016を受賞しましたが、勢いが止まりません。食事や狩猟シーンに出るアイヌ文化は興味深くて飽きがこないし、キャラの濃さが増していちいち笑わせてくる(笑)「不死身の杉元」「脱獄王の白石」、肩書きからは想像できないお茶目たち。ヤングジャンプらしさもあり、私的には今一番「ジャンプ」を感じています。
次点『MAMA』(売野機子、新潮社)
少年合唱団を舞台に、オムニバス形式で展開されていく。「思春期に感じるコンプレックスを煮込んで、それを少年たちが美化してくれた」と思えるほど、描いている題材は重たいのに兎角綺麗なマンガでした。LINEマンガで読み始めて以来、すっかり売野先生にハマって単行本集めてます。
次点『アヤメくんののんびり肉食日誌』(町麻衣、祥伝社)
「おっぱい触らせてください」という見過ごせない帯に、爬虫類に囲まれた黒髪青年の表紙、タイトルはのんびり肉食日誌。いろんな要素が呼んでいる…と1巻発売の時点から読んでいましたが、恐竜バカな少年のようだったアヤメくんが最新巻で急に頼もしくなったのにトキメキが止まらず。6巻にしてなおピーク。詳細はまだ出ていませんが、映画化も決まったみたいです。
これで「俺マン2016」、続編も終了です。
夜通し推しマンガについて書いていたら、もう朝でした。寝ます。
追記
リイド社「トーチweb」のおすすめ作品を、HPから拝借した紹介画像と共に並べていきます。
『盆の国』スケラッコ
『くも漫。』中川学
『107号室通信』カシワイ
トーチwebを見つけたきっかけの作品。もともとカシワイさんの描くイラストが好きでツイッターをフォローしていたのが始まりでした。
『サザンと彗星の少女』赤瀬由里子
とても豪華なカラーマンガ。タッチを見る限り全て手塗りのカラーなんです。一見の価値あり。
『魔術師A』意志強ナツ子
『彼女のやり方』田所コウ
見ての通り、爽やかなエロスです。毎話読み切りなので、サクッと読んでみませんか。
『定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む』ドリヤス工場
「その名作、読んだことないのに知ってる気になってた」を短時間で解消してくれます。知ってる名作をこれで読むのもまた、面白い。
最後にもう一度だけ。